さわや書店 おすすめ本

  • no.52
    2016/8/23UP

    フェザン店・長江おすすめ!

    僕たちはいつまで
    こんな働き方を
    続けるのか? 木暮太一/星海社新書

    マルクスの「資本論」と言われると、難しそう、つまらなそう、と感じる人が多いだろう。僕もそうだ。しかし著者は、この「資本論」の中の考え方こそが、サラリーマンとして生きていく上で最も重要なのだ、と語る。本書は、「資本論」をベースに、「給料はどのように決まるのか?」「会社の利益はどのように生み出されるのか?」などを明らかにし、それらを元に、「我々はどんな働き方を目指すべきか」という提案をしてくれる作品だ。「資本論」をベースにしているとはいえ、難しい話はまったくない。既に社会に出ている人にももちろん読んでもらいたいが、中学生・高校生・大学生など、まさにこれから社会に出て行く人が、自分の将来の生き方を考える上で知ってもらいたい一冊だ。