さわや書店 おすすめ本

  • no.183
    2017/10/17UP

    本店・総務部Aおすすめ!

    侠飯 福澤徹三/文春文庫

    「おまえはゆうべ、自分にむいた仕事を見つけたいっていってたな」
    「――はい」
    「仕事ってのは、飯食うためにやるもんだろうが」
    「まあ、そういう部分もありますけど――」
    「なら、自分が仕事にむくようになるのが筋なんじゃないか」(本書より)

    タイトルから男のグルメ小説と思われるかもしれないが、本書は物語を通して「働く」という事の本質を言っている。料理の話をスパイスにする事で、仕事に対する厳しい意見が説教臭くならずに、不思議と清々しい後味を残す。シリーズ最新刊の4巻目は「魅惑の立ち呑み編」。