さわや書店 おすすめ本
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no.1832017/10/17UP
本店・総務部Aおすすめ!
侠飯 福澤徹三/文春文庫
「おまえはゆうべ、自分にむいた仕事を見つけたいっていってたな」
「――はい」
「仕事ってのは、飯食うためにやるもんだろうが」
「まあ、そういう部分もありますけど――」
「なら、自分が仕事にむくようになるのが筋なんじゃないか」(本書より)タイトルから男のグルメ小説と思われるかもしれないが、本書は物語を通して「働く」という事の本質を言っている。料理の話をスパイスにする事で、仕事に対する厳しい意見が説教臭くならずに、不思議と清々しい後味を残す。シリーズ最新刊の4巻目は「魅惑の立ち呑み編」。