さわや書店 おすすめ本

  • no.205
    2018/1/17UP

    フェザン店・長江おすすめ!

    コミュニティ
    デザインの時代 山崎亮/中央公論新社

    本書は、コミュニティデザイナーとして、日本中で様々な魅力的なプロジェクトを展開していることで著名であり、「つくらないデザイナー」を標榜している著者の作品だ。普段考えていること、仕事の進め方、社会の変化の捉え方など、コミュニティデザインというなかなかイメージしにくい仕事について全般的に語っている作品だ。
    『それでは、どんな市町村がこれからの時代の先進地になり得るだろうか。都道府県の県庁所在地だろうか。きっとそうではないだろう。都道府県のなかでも中山間離島地域と呼ばれる不便な場所で、すでにここ何十年も人口が減り続けている市町村こそ、眼前にさまざまな課題が立ち現れ、その対応に追われてきた「人口減少エリート」たちが住む地域である。この人たちが発明する日々の工夫や対応策は、人口が減少する地域のなかで何をすべきなのか僕たちに教えてくれる』
    「人生の豊かさ」や「人との繋がり」とは何なのか、そしてその構築に他者はどう関わることが出来るのか。これからの時代に確実に問われることになる問いと、それにどう答えを見出すかという奮闘を読み解くことが出来る一冊だ。