さわや書店 おすすめ本

  • no.342
    2019/7/28UP

    本店・総務部Aおすすめ!

    イノベーションのジレンマ クレイトン・M・クリステンセン/翔泳社

    ビジネス版「失敗の本質」。優良企業が破壊的イノベーションに直面した時、その会社を成長させてきたシステムや長所そのものが、失敗を招いてしまう可能性を示唆している。実績のある大企業が破壊的イノベーションに失敗しないためにはどうするべきか。見方を変えれば、実績のない小さな会社が上位企業のどこを狙えば進出できる可能性があるのかという事も、同時に示していると思う。
    かなり前に出版された本なので、紹介されている事例などは古いものの、言っている事自体は現在でも全く色あせていない。本書はサクセスストーリーや美談のようなものではない。ビジネスの本質を見抜く名著だと思う。