さわや書店 おすすめ本
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no.6402026/1/17UP
本店・総務部Aおすすめ!
クローム襲撃 ウィリアム・ギブスン/ハヤカワ文庫SF
サイバーパンクというジャンルを確立させた著者。今でこそサイバースペースやらサイバー攻撃などで、なんとなくはイメージできるが当時はかなり尖ったものだっただろう。しかも、読者にまったく優しくない。優しくないどころか、理解してもらおうという気はさらさら無いように思う。読んでいて「いったい何を読んでるんだろう?」読み終わっても「これはいったい何だったのか?」と思わないでもない。ただ、それによってカルト的な人気があるのも理解できる。読後、名作の香りと茫然とする余韻だけが残っている。そんな短篇集だ。
映画で例えるなら、『ブレードランナー』『AKIRA』『2001年宇宙の旅』『インセプション』『ファイト・クラブ』『マルホランド・ドライブ』などを観た時の感覚に近い。すぐに意味は分からなくとも、凄いということだけはすぐに分かり、その印象は永く残る。そして、人に薦めづらいのもカルトたる所以だ。
