さわや書店 オリジナル商品

  • no.01
    2017/6/20UP

    さわや書店オリジナルBOOK

    復刻版
    あの角を曲がれば 伊山治男/「あの角を曲がれば」復刻する会

    この本は、出版された当時より現在の方が大きな意味を持っている。いまだに全国的に同じようなことが繰り返されている中で、今こそ危機を訴える警鐘の書になり得る。「あの角を曲がれば」は、20年の時を経て、盛岡の人々が我が街に寄せるノスタルジーを超え、本当の意味を持つ普遍の書になった。そこに「復刻」される意味があるのだと思う。(中略)

    自分の街を愛する人がいなければ、このような写真集は残らない。もはや同じ建物はなくなったけれども、伊山さんには、まだ街に残っている古き良き建築物を撮っていただきたいし、この本の再刊を機に、多くの人たちに保存していくことの大切さを実感していただきたいものである。

     

    作家 高橋克彦
    (復刻版「あの角を曲がれば」が持つ意味)より抜粋