さわや書店 おすすめ本

  • no.598
    2024/9/5UP

    本店・総務部Aおすすめ!

    これはただの夏 燃え殻/新潮文庫

    夏の終わりに、いつかの夏を思い出し切なく胸が苦しくなるような小説だった。
    これはただの夏。
    どんな人でも「ただの夏」は必然的に特別な意味を持つ夏になるのだろう。ちょっとしたノスタルジーを胸の痛みと共に振り返る時、その意味に初めて気づく。