さわや書店 おすすめ本
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no.2152018/2/28UP
本店・総務部Aおすすめ!
男たちは北へ 風間一輝/ハヤカワ文庫JA
ジャンルに関係なく、たまに読み返したくなる本がある。本書もそのひとつ。
基本的には、ある男が自転車で東京から青森まで行くというシンプルなストーリーだ。その中にハードボイルド、ミステリー、旅、酒、成長小説など様々な要素が絶妙に絡み合い、いつ読んでも間違いなく傑作である。
本書の他、「錦繍」(宮本輝著)、「そして夜は甦る」(原尞著)、「ダック・コール」(稲見一良著)、「ブルース」(花村萬月著)、「春にして君を離れ」(アガサ・クリスティー著)、「星への旅」(吉村昭著)、「青空のルーレット」(辻内智貴著)、「月の上の観覧車」(荻原浩著)なども面白いという以前に、なぜか無性に読み返したくなる時がある。
映画だと「ゴッドファーザー」「羊たちの沈黙」「パリ、テキサス」「キッズ・リターン」「パルプ・フィクション」「セブン」「ヒート」「リトル・ミス・サンシャイン」などが自分の中では中毒性が高い。本でも映画でも、人それぞれにそういう作品はあると思う。確実に何かが刺さっていて、たまに疼くような。