no.04

2016/12/19UP

本店・竹内おすすめ!

「岩手県民手帳」と
「岩手県能率手帳」を比べてみた!

その違いとは
お客様にもよく聞かれるこの2冊の違い。似てるんですとにかく。中をパラっと見ても手帳部分にプラス岩手の情報てんこ盛りというのは同じ。その岩手の情報部分もほとんど同じっぽいのですよ。また禁断の「フィーリングでこれかなと思う方でいいと思います」的な説明をしがちでした。
そこで岩手県政策地域部調査統計課統計情報担当の阿部さんに質問してみましたところ、

『「県民手帳」:岩手県や県内各市町村に着目した内容で、県・市町村の概要や統計情報、各種名簿、各種施設、祭・行事など様々な地域の情報や生活情報を中心に掲載しています。
「能率手帳」:ビジネスタイプの手帳で、岩手県や県内各市町村の様々な情報の中から仕事上ほしいと思われる情報を選択して掲載しています。』

とのこと。
うん、一言でいうと「県民手帳」は生活重視、「能率手帳」はビジネス重視ってところですか。たしかに「県民手帳」のほうは例えば1/15は「いわて家庭の日」などと岩手にちなんだ記念日が載っています。過去10年分の天気まで載っていてそこから予想するのも楽しそう。「能率手帳」のほうは時間単位でスケジュールが書けるようになっています。今後お問い合わせには、「生活とビジネスの違いです」これでいこうと思います。

お買い得ですよ「岩手県能率手帳」
「県民手帳」はほぼ全国各県でそれぞれのものが存在するわけですが、「「○○県能率手帳」まで出してるのは岩手県だけですってよ!1965年(昭和40年)に岩手県統計協会創立35周年記念で、能率手帳を作ってみましょうということになり、昭和41年用岩手県能率手帳を発売し、以後、毎年発行しているそうです。珍しいものだったんですね。

2冊も選択の幅が広がった岩手県民は幸せ者ですが、穿った見方をすると「能率手帳」がなければ「県民手帳」がもっと売れていて入札した業者さんがもっと儲かっていたのにな、なんちゃって。ちなみに今年は山口北州印刷さんだそうです。地産地消ですね。

この「能率手帳」を開いてびっくりしたのが「NOLTY」とロゴがあるんですよ。「NOLTY」と言えばいわゆる能率手帳で有名な日本能率協会マネジメントさんの手帳のシリーズ名です。だから「岩手県能率手帳」なのかなと。そこで手帳部分をよく見ると日本能率協会マネジメントさんの「NOLTY能率手帳1」と同じなんですよ。「NOLTY能率手帳1」の首都圏鉄道地図なんかを外して岩手県情報をてんこ盛りにしたのが「岩手県能率手帳」なんです。

さらにいやらしいことに値段を比べてみましたところ、「岩手県能率手帳」は800円(税込み)なのに対して「NOLTY能率手帳1」は1102円(税込み)と300円以上違うんです!なんで岩手のほうが安いのか?何か怪しいことはないのか?気になってそこも先程の岩手県政策地域部調査統計課統計情報担当の阿部さんに質問してみましたところ、

『おっしゃるとおり中身はNOLTYの能率手帳です。能率手帳の中身を使わせて頂いて、それ以外のところに岩手県の情報を入れています。NOLTYさんのお話では、例えば、表紙の箔押しが単純印刷(基の能率手帳はダブル押し)など、企業努力により、安価に提供している。とのことでした。それでも資料が豊富で、行事予定表等の中身は同じなので、割安です!』

なるほど~ですね。たしかに「県民手帳」のほうも同種のものと比較するとお得ですし、「能率手帳」は明らかにお得。(「NOLTY能率手帳1」が売れなくなるかもしれませんが)岩手県の手帳はお買い得ですよ~と強くお勧めしておきます。

no.03

2016/11/10UP

探偵者 本店・竹内

シライシパンの豆パンロールを比べてみた!

シライシパンの豆パンロールはコンビニごとに違う味
シライシパンの人気のパンのひとつに「豆パンロール」があります。個人的な好みですが、菓子パンを選ぶときこれを手に取ることが多いです。甘いだけでのパンでもなく惣菜パンほどの重さもなく、マーガリンと豆の絶好な組み合わせ、食べて飽きないです。袋の裏に書いてある「シライシ坊や」のひと言によると、豆は手作業で入れているという文字通り手間をかけてるこのパンは12年前に発売されたそうですが、「豆パンロール」の前身に丸い豆パンがあり、とあるスーパーで販売するときにアレンジしたのが最初だったそうです。当初は地元岩手県では「ビンズロール」が人気のせいかそれほどでもなく、先に青森県でヒットの火が付いたとか。白石だけに特に黒石市で熱狂的に迎えられたかどうかは定かではありません。今では単品でCMが流れるくらい一番人気のパンです。
そんな「豆パンロール」に兄弟がいるのをご存じですか?

サークルKサンクス・・・「豆パンマーガリンサンド」
セブンイレブン・・・「豆パンロール」(PBではなくシライシパンのそのまま販売)
ファミリーマート・・・「豆パンマーガリン」
ミニストップ・・・「しっとり豆パン(マーガリンサンド)」
ローソン・・・「豆っこロール(マーガリン入り)」

コンビニのいわゆるPB商品で「豆パンロール」もどき、同じ物ではなく微妙にマーガリンの量やパン生地が違って各社独特な味に仕上がっているんです。人気だから真似したんだな、と思い込んでいたのですが、ある日、気づいたのです。全ての「豆パンロール」もどきの袋の裏側に「製造者/白石食品工業(株)」と表示されていることに!これらをシライシパンで作り分けていたなんて!と衝撃のあまり周りの人に話してみたんですが、「そうですか」「へえ~」で終わってしまい肩透かしだったので、こりゃもうちょっと調べてみようと思い立ってシライシパンの本社に行ってみることにしました。

盛岡でパンといえば
もちろん真っ先に思い浮かぶのは、盛岡のソウルフードである福田パンですよ。大好きですよ。これを言っておかないと「非盛岡人!」「住民票没収!」と叩かれるかもしれないですから。ああ、いえいえ、そんな意地悪くないですよ?盛岡人。うん、気を使い過ぎてる。とにかく福田パンがいかゆえにソウルフードかというと、高校時代、2時限目が終わったら早弁して弁当を食べてしまい、昼休みになるやいなや売店に走り「あんバター」「ジャムバター」「ピーナッツバター」の3大人気福田パンを売り切れる前にゲットして食べるという日常だったわけです。中学時代なんて上田中学校だったのですが、ひそかに好意を寄せていた後輩の女の子が、サッカー部でゴールキーパーをやっていた福田潔くん(現社長)にお熱だったというウラミ、ではなくて淡い思い出もあります。それはともかく、木村紅美さんの小説「イギリス海岸」(メディアファクトリー刊 文庫化熱望)の題材になったり、「パン欲」(世界文化社刊)、「私のサンドイッチ」(地球丸刊)などの書籍や幾多の雑誌のパン特集やテレビなど、今や全国区になっていまして誇らしい限りです。ちなみに、11月11日に発売の「コッペパンの本」(木村衣有子著 産業編集センター刊)という新刊には福田パンの話がたくさん載っていますよ。

シライシパン工場のある街はパンの香りがする
さて、シライシパンです。こちらだって子供のころはヤマザキパンと同じくらいメジャーだと思い込んでたり、昔パン屋さんだった古い建物にシライシパンの古びた看板が残っていたりと、地元度の高さは負けていません。そうそう月刊誌「CREA (クレア) 2016年 08月号」の特集にも地元パンとして取り上げられました。というわけで、いざ、盛岡市の黒川にある本社・盛岡工場に向かって大通りからママチャリを漕ぐこと50分、工場近辺にはパンの香りが漂っていました。おいしそうな街です。ジャムおじさんの工場のまわりもパンの香りで充満してるんだなあと想像します。工場のそばと日詰にシライシパンアウトレットショップがあるのですが、大きさなどが規格外に出来てしまったパンを安く販売しているそうです。なんと!「豆パンロール」が50円でした!ご近所の人がうらやましい。あ、それと自転車は思いのほかハードでしたので、車か1時間に2本しかない路線バスがおすすめです。
そして守衛のオジサンに怪しまれながらも建物に侵入し、商品企画部のクロさんイワさんクマさんの3人のシライシガールズに貴重な時間を割いていただきお話を伺ってまいりました。

肝心なことはわからなかった!
本当に一番知りたかったことはそれぞれの「豆パンロール」のズバリレシピ!であり、それがだめでもせめて目指した味の方向性!だったわけなのですが、これは行く前にNGの回答がありました。「豆パンロール」のコンビニごとの詳細についてはお答えできませんあしからず、各コンビニの仕様書に基づいて作っているため、おいそれとはもらせませんよと(そんな失礼な言い方ではなかったですが)。うーん、残念です!それならばと、ファミマとローソンの豆パンロールもどきを持参し御三方に試食してもらうことにしました。3人とも初めて食べるということに驚きながらもコメントを含めてまとめてみます。

サークルKサンクスの「豆パンマーガリンサンド」は持参せず試食せずです。私の感想はオリジナルとほとんど変わらないです。きっとアレンジしていないと推測。

ファミリーマートの「豆パンマーガリン」は初めて食べたとき「これはケーキかお菓子か?」と思うほどパンがフワサク質で甘みがあると感じました。シライシガールズは「パンが厚いね」「パンが固めだから豆の主張が強くなっているね」との感想。

ミニストップの「しっとり豆パン(マーガリンサンド)」はミニストップが近所にないので見たこともなく未確認です。

ローソンの「豆っこロール(マーガリン入り)」を試食したシライシガールズ、「マーガリンが多いね」「パンがしっとりしてる」「食感がやわらかい」「うちのに近い」「おいしい」「あ、だけどカロリー表示高いよ」と盛り上がりました。ええ、そうです、ちょっと強めの個性にやられます。

 最後にシライシガールズの一番好きなシライシパンを聞きました。
クロさん「ネオトースト」「ポップヒットバニラ」
イワさん「モアロクリーム」
クマさん「ポップヒットイチゴ」「惣菜パンの新商品」

以上、パン選びの参考にどうぞ。


「東北っていいなぁ。」シリーズが熱い!
 年2回、5月と11月に東北6県の各地の特産品を使ったパンを開発し販売しているとのこと。期間限定なんですね。見つけて気になったらすぐ買わないと次には無いかもしれません。うん、本と一緒です。気になった本は次には無いかもなのでぜひその時買ってくださいね。それにしてもシリーズは2013年かららしいですが、それ以前からの岩手だけの企画から含めると、なんと!184種類もの地産パンが出てます!こんなに多いとネタに苦しんでないですかね。是非、勝手に提案したい!と思いました。岩手の新ブランド米「銀河のしずく」はいつかコラボしてほしい!お米パンもおいしいですから。みなさんも是非勝手に提案してみてください。責任は取りません。

シライシ坊やは人気者になれるか!?
 シライシパンには「シライシ坊や」というキャラクターがいます。よく見かけます。押し出したいキャラクターだそうです。
プロフィールは以下の通り。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
名前:シライシ坊や
性別:男の子
年齢:昭和58年生まれの永遠の7歳
誕生日:4月12日 パンの日に生まれたよ♪
身長:ホイップメロンパン12個分
体重:ホイップメロンパン30個分
血液型:O型
所属:シライシパン 商品企画部 ぬいぐるみ課 班長
性格:のんびり屋さんでおっとりしているけど、
   意外と行動力がある
好きな食べ物:パン、卵焼き、ハンバーグ、プリン
口ぐせ:語尾に「ラシイシ〜」とつけるときがある
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
いつか社員の誰もがシライシ坊やより年下になるだろうとか、ホイップメロンパン12個分よりデカイ身長のやつが歩いていたぞとか、「ラシイシ~」って口癖は昭和のギャルのニオイもするけど、伝聞推定で話すとはなんて謙虚な7歳児なんだとか、ツッコミどころは多々あるでしょうが、暖かく見守りエールを送りましょう。

ほとんど本にからんでないですが、まあ、大丈夫です!好きなことやっていい!ラシイシ~。

no.02

2016/7/27UP

探偵者 本店・竹内

「まっぷる岩手」と
「るるぶ岩手」を比べてみた!

その2~突撃アンケート編~2016.07.20

それにしても出版社はこの本をどうやって作っているのだろう?まさか出来の悪い大学生のレポートのようにネットからコピペしてるわけではあるまい。見所やお店を選ぶ基準は何だろう?という疑問が湧きまして、ズバリ!それぞれの出版社に質問状を送ってみました! ちょっと長くなりますが、ご覧ください。
【質問1】「本誌の特長は?製作上意識していることやポリシーなどもあれば教えて下さい。」
まっぷるさんの回答
『まっぷるの基本となる王道スポット紹介はもちろん、地元で人気の話題スポットにも意識し、 遠方からの観光客目線は大事にしつつ、その年、その時期の話題や、小さくても地元でのブームなども取り入れていくこと。 岩手を初めて訪れる方々に、どうすれば分かりやすく伝わるか、地図の図面ひとつについても考えます。 また、旅に出たくなるわくわくする情景感を出していけるかを常に考えています。』

るるぶさんの回答
『るるぶ情報版シリーズとしての特長は、「発行点数世界最多の旅行ガイドシリーズ」として、ギネス世界記録™に認定されている事です。長年培ったノウハウを生かしながら、「定番だけど新しい」、「王道だけど一味違う」誌面作りを心掛けています。 編集部が厳選してご提案するモデルプランをご覧頂くことで、岩手を初めて旅する方へは「必ず訪れるべき観光地や絶対食べたい郷土料理」を漏れなくお伝えしつつ、リピーターの方には新たな発見のお手伝いができるような構成を意識しています。また、現地へは編集担当が毎年必ず足を運び、素敵なお店や観光地、最新情報をリサーチしています。 間違った情報を読者の皆様にお届けしてはいけないので、情報の確認は徹底して行っています。』
【質問2】「具体的にはどうやって製作されてるのですか?」
まっぷるさんの回答
『弊社編集部のほかに、地元のライターさん、カメラマンさん、編集プロダクションさんにも足を運んでもらい、日々情報収集をしています。岩手県の方、各市町村の観光課の方にも情報を提供いただいています。 ネットで人気や話題をチェックしたり、読者の方々からのアンケートもすべて目を通しています。 編集会議の上で掲載にいたったところは、編集プロダクションさんに取材に行ってもらったり、 弊社編集部員が同行することもあります。季節のよい夏や、出版前の製作時期に毎年取材にお邪魔しています。 まっぷるを小脇に抱えた撮影隊を見かけたら、ぜひ、お声かけてください!励みになります! 取材以降、仕上がるまでの製作段階では、デザインがとても重要なポイントとなるのもまっぷるの特徴です。 食べ物であれば、よりおいしそうな、観光スポットであれば、よりわくわくするようなデザインに仕上げていただくように、デザイナーさんなどスタッフ皆で、岩手愛を共有して製作しています。』

るるぶさんの回答
『<製作の流れ>
⇒現地ロケハン
⇒取材(編集者、編集プロダクション、ライター、カメラマンらによる共同作業です)
⇒原稿作成後、デザイナーにレイアウトを依頼
⇒初校が完成! 取材したお店や観光施設に、原稿の内容をご確認頂きます
⇒色校で写真の色をチェック
⇒校了! 印刷・製本された図書が書店に送られます。』
【質問3】「読者の声やアンケート結果などよろしければ教えて下さい。」
まっぷるさんの回答
『→アンケート内容の一部をご紹介します。
・地図が見やすいまっぷるをよく買っています!
・情報がとても豊富だが目的が分別されていて、利用度が高いです!遠野、平泉では大変に立ちました。
・グルメから宿、地図でのルート探しまで一冊でできるので頼りになります。
・岩手に住んでいるが、行ってないところもあり、毎年購入しています。
・まっぷるリンク(読者限定アプリ)の電子書籍が便利で宿泊先や旅行前には紙誌面で確認し、 旅先では電子書籍を活用しています。 地図も重宝しており、方向音痴の私はアプリの地図に頼りっきりです。』

るるぶさんの回答
『毎年新しい情報をお届けしていますが、やはり一番人気は世界遺産の平泉です。2015年、新たに世界遺産登録された橋野鉄鉱山へも、訪れる方が増えているようです。また、読者の方々の興味はやはりグルメが圧倒的で、冷麺、じゃじゃ麺、わんこそばのいわゆる「三大麺」の特集は毎年人気が高いです。 編集担当が現地を訪れた際に、盛岡でわんこそばにチャレンジしました。全国津々浦々のグルメを食べ歩いてきた強靭な胃袋をフル活用し、120杯をぺろり。さらに盛岡グルメを満喫するため、その足で地酒を堪能し、冷麺も完食しました。やはり盛岡の麺は美味しいですね!』
【まとめます】
以上でなんとなくお互いの特長が見えましたでしょうか?優等生的な回答のなかにも誠実さが見えて頼もしいと感じました。いかんせん、この場で〇〇の勝利!ウイナー!〇〇!とは言い切れない大人の事情はございます、お察し下さい。盛岡以外を比較したときに「まっぷる岩手」と「るるぶ岩手」の全貌が明らかになるやもしれません。そうこうしているうちに新版が出そうですが。ま、新版が出てまた比較したときに、むむむ、この記事を読んでこうしたな?という気づきも出るやもしれません(自信過剰)。いや、これ、そんなに続くかわかりませんが。 そして次回以降、残りの盛岡編、そして岩手県内全編、といきたいところではあります。 乞うご期待!と自分のハードルを上げておきます。

no.01

2016/7/7UP

探偵者 本店・竹内

「まっぷる岩手」と
「るるぶ岩手」を比べてみた!

その1~盛岡三大麺編~2016.06.20

決めたオレ 違いのわかる オトコになる
旅行ガイド誌の2大梟雄(きょうゆう)「まっぷる」と「るるぶ」。いや、梟雄と言っても曹操みたいに悪い感じの人ではないです。両雄並び立つというところです。岩手の旅行ガイドと言えばまずこの2冊、まずもなにもこれだけと言っても過言ではありません。いや、少し過言でした。すみません。なにしろガイド本は有名な観光地や大都市なら数多く出ていますが、岩手県くらいの地方になると東北地方にひとくくりにされ、岩手県だけで1冊というのはなかなか無いのです。以前盛岡で1冊ありましたが無くなりましたし。作っても儲からないからでしょうか。きっとそうですね。まあ愚痴はいいとして、お客さまから「まっぷるとるるぶどっちがいいの?どう違うの」とよく、いや、たまに聞かれるわけです。今までは「中を見てフィーリングの合う方がいいですよ」などとテキトーなことを言ってはお茶を濁していました。すみません、中身が良くわからないときの常套文句でした。ばらしちゃいました。ここはやはりプロの販売員として、もっとかっこいいことを言いたい!こと細かに違いを説明した上で、あなたに必要なのはこちらの本です「ドーン!!!!」と喪黒福造のように断定したい。いや、奈落の底に突き落としたりはしませんよ。というわけで、じっくり読んで比較してみようと。どっちも同じだろ、どうでもいいだろ、前置きが長いよ、という外野の声は聞き流しておきましょう。 (註 比較した本はどちらも「‘16~‘17」年版です)
おおまかに 見るとやっぱり 似ているよ
この2冊、全体の構成は似ております。最初に岩手の見所をザクっと紹介、次に県内を地域別に紹介、その地域の分類も「盛岡・雫石・小岩井・その周辺」「花巻・遠野」「平泉・一関・奥州・北上」「八幡平・安比高原」「三陸海岸」の5地域で、順番も同じです。そして最後に宿や温泉や交通機関などの情報ページで締める、という感じで、間違って買っても気がつかないほど似ています。いや、似ていますが違いますよ。微妙に。最初はどっちだ?どっちがあとから似たもの作ったんだ?という詮索はやめましょう。無粋ってもんです。
表紙もさ 比べてみると 面白い
さて、とりあえず表紙を比べてみましょう。まるで旅行会社のパンフレットのような、不思議と似たデザインです。この2誌、もう当たり前で違和感を感じさせません。どちらも岩手の観光名所がところ狭しと網羅されています。しかしド真ん中で推している場所が違うのです。「まっぷる」は「世界遺産黄金の国平泉、中尊寺金色堂・毛越寺」で一方「るるぶ」は「盛岡レトロさんぼ」。最近数年間はどちらも世界遺産平泉が多かったです。その手堅さはとくに「るるぶ」で、「まっぷる」はあまちゃんに乗っかって「三陸鉄道の旅」など変化球も投げてきましたが、今回は王道の平泉で、奇しくも立ち位置を交換した感があります。次回は「三陸ジオパーク」「県北縄文遺跡めぐり」あたりの魔球を期待するところです。
ネットでも 活躍してるが おいちょっと
ここで気になるのは「まっぷるリンク」というものです。なんと!本を購入すると電子書籍の「まっぷる岩手」が無料で付いてくると言うではないですか。スマホなどでも見たい人には便利です。見ない人には意味無いですが。まあ、これは「まっぷる」やるな、「るるぶ」対抗しないのか?と思いきや携帯電話会社の雑誌読み放題なコンテンツに「るるぶ」シリーズが入っているではないですか!なんと大胆な・・・。あ、こんなこと書いたら本が売れなくなるからダメか。聞かなかったことにしてください。 表紙だけでこんなにダラダラしてていったいいつ終わるんだとお思いでしょう。大丈夫です、ここから超特急です。なにせ似てますから。
やっとこさ 本題入るよ 盛岡だ
さあ盛岡です。「まっぷる」は23ページ「るるぶ」は24ページ費やしています。ほぼ変わりないながら総ページ数が130対110なので割合として「るるぶ」の盛岡への力の入れ方が強そうだなということがわかります。あ、「まっぷる」と「るるぶ」に言及する順番は一応50音順としておりまして他意はありません。(いまさら!?) 盛岡といえば冷麺じゃじゃ麺わんこそばの三大麺ですよ。盛岡冷麺はやはり盛岡発祥ですから。盛岡じゃないとおいしくないとよく聞きます。手づくり村で自分で冷麺作って食べる体験ができますが、それも格別です。お店で食べるのと値段も変わりませんし。じゃじゃ麺は他県の人は好き嫌いがはっきりする盛岡の踏み絵です。残したら盛岡人に怒られます。わんこそばは地元にいながらも案外と生涯チャレンジ回数は少なかったり、ゆっくり味わいたいよねなどと苦笑いするのがお約束ですが、そんなこと言いながら大好きなんですよ。他県の人をとりあえず挑戦させて、苦しいだろう?コツがあるんだよと先輩風を吹かせたくなります。逆に物凄く食べると盛岡人に尊敬されます。そしてモテます(たぶん)。
なんたって 発祥の地 盛岡冷麺
あなたのパソコン、ちゃんと「冷麺」と一発変換されますか?されないとクレームつけたくなります。ま、冷麺特集はお互い2ページですが、載ってるお店が「まっぷる」7店、「るるぶ」9店なんですが、共通してるのは3店しかありません!その3店とは盛岡冷麺発祥の「食道園」、根強い人気「ぴょんぴょん舎」、冷麺職人の技が光る「大同苑」、の3店です。他には「まっぷる」が「ヤマト」「盛楼閣」「やまなか屋」「寿々苑」で計7店。 「るるぶ」は「三千里」「もりしげ」「明明家(みょんみょんや)」「ぴょんぴょん舎」「チャレンジャー」「髭」「肉の米内」で計9店。 お、あの店載ってるのか!好きなんだよな!あそこは載ってないのか!わ、元世界チャンピオン!と盛り上がりたいところですが、見渡しても犬1匹しかいなくて盛り上がりようがありませんでした。
じゃじゃ麺に 全部入れちゃう わたしです
じゃじゃ麺特集は「まっぷる」が1ページで6店、「るるぶ」は、なんと!2ページで7店。共通してるのはじゃじゃ麺発祥「白龍(ぱいろん)」、飲み会のときよくお世話になります「香醤(こうじゃん)」、そして「盛岡じゃじゃめん」の3店です。他には「まっぷる」が「不来方じゃじゃめん」「醤醤(じゃんじゃん)」「小吃店(しょうすうてん)」、「るるぶ」が「ぱんだ食堂」「盛岡じゃじゃ麺あきお」「HOT Jaja」「盛岡じゃじゃ麺ちーたん」。 じゃじゃ麺のお店はどんどん増えてますからね。じゃじゃ麺店かインドカレー店かというくらいですよ。全市民の知り合いまたは知り合いの知り合いがじゃじゃ麺店をやってるよ、なんてなる日も近いかと。
休日は すごい行列 わんこそば
わんこそばは「まっぷる」が1ページで「東家」「やぶ屋」「初駒」「直利庵」の4店、「るるぶ」は同じ4店ですが2ページでうんちくが詳しいです。やはりわんこそばは昔ながらのお店なんですね。今度、ご近所在住の大食い女王・菅原初代さんに食べ方のコツを聞きたいところです。
紙数尽き まとめと予告 思うつぼ
その後どちらも盛岡散歩コース・カフェ・グルメ・お土産・などが続きます。すみません三大麺で燃え尽きたので、次回以降につづくということで。 いいかげん図表にしてくれよとお思いでしょうが、いやそれほどなことでもないのです。盛岡三大麺で比べると「まっぷる」は写真が大きくてインパクト大で初心者には選びやすい件数、「るるぶ」はページ数も件数も多くより通好みなセレクトという印象です。 初めはほぼ同じだろうと思われた中身は吟味してみると微妙かそれ以上に違うことがわかりました。掲載店の違いが半分近くある場合もあり、両方補完し合ってより選択肢が増える、完全版に近づくともいえます。 おお!なんだかすごく素敵で都合の良い結論が出ましたよ! 同じようで微妙に違う、極めたい人は両方買うのが良し!(パチパチ!)